インド編 その2 それでも僕はビンボー旅
おっす!
ダンニバードゥ!
(ヒンディー語で ありがとう)
前回の続き
プッシュカルで返金待って、
ツアー代は少し返金されました
(最初に渡したチップの分だけ)
チップとは
ありがとうの気持ちをお金で支払うこと
チップを頼まれたら基本 渡しちゃダメです、
普通に詐欺なので!
(この時の僕は知るよしもない)
僕が何度も、ツアーやめる!って言ったら
運転手「チップ要らないからキャンセルしないで!お前が心配なんだ!1人旅はやめとけ!」
僕「OK (こいつ、いいヤツだ)」
ツアー続行!
インドの高級ツアーは、
ちょっと退屈でした
見てくださいよ、この高そうな部屋!
しかも毎日 車で観光地めぐり
手元に金ないから観光地は入場料を払わずに外から見物するだけ、
何、このツアー、
俺は、いったい何がしたいんだ?
でも、初1人海外ってのもあって、それなりに楽しいです!(結局なんでもいい!笑)
運転手さんにアーグラー駅まで送ってもらい、
お決まりの「マイフレンド🤝」してバイバイ
駅の雰囲気は、何とも言えない感じ
「世界の車窓から」に出てるやつだ!
列車の待ち時間で若者達と仲良くなり
日本のお金見せたらメッチャはしゃいでました
インドを代表する寝台列車で
アグラからカジュラホまで!
インドの列車って旅感ありますわー!!
デリー →プシュカル→ジャイプール→アグラ→カジュラホ
この5カ所は普通にツアー旅行しました
その中でも、カジュラホは楽しかった!
田舎なんですけど、ババさんて人とバイクで フラフラ観光してタバコ吸って、呑んで、観光してを、ひったすら繰り返してました!
かなり昔、ババさんはカルフォルニアでボブマーリーに会って、人生変わったって言ってた
仲良くなって、実家に招いてくれて
ご馳走してくれました
友達のガジャさんにも気に入られて、ホントは売り物なのに、手作りの木でできたガネーシャくれました!
宝物です!
(ガネーシャは、頭が象の 幸福の神様)
最後 ババさんに
「バイクで観光させてあげたんだから、チップで2000ルピーくれ」って言われて、100ルピーあげたら口論になりました
家でメシご馳走してくれたのも、詳しく観光の説明してくれたのも、友達だから無料だよって言ってたのに、
けっきょく日本人のことを 歩くATMだと思ってたんだ、もういいよ!インド人、ムリ!!
そして、あとから気づいたんですけど、僕がババさんに貸してたiPod、返されてない、借りパクされた。
この時の僕は、
インド人に裏切られすぎて 心が怪我してました
そしてカジュラホから 列車でバラナシに向かいました
ツアーだけど、それなりに楽しかったです。
・・・・
ちょっと待って、何この☝️クソみたいな話、
これ、旅じゃなくて普通の旅行じゃねーか!!
何が「それなりに楽しい」だよ!!!
甘ったれんな!ツアー旅行で満足してる自分なんて地獄に落ちろ!くたばれ!!
ギリギリ死なないくらいの旅したかったんでしょーが!!!
という事で
自分の行動力の無さに今頃 気がついたので
予定変更しまして、バラナシ駅から適当に歩く事にしました
ツアー用の列車チケット持ってるので
ツアーは離脱するけどチケットは使わせていただきます!
残りのツアー代なんて、くれてやるわ!
インドのこと全然知らないけど、ガンジス川には何かあるらしいので
方角だけ人に聞いて真っ直ぐ歩きました
となり歩いてたインド人に話しかけられて、
「情報くれるヤツ紹介するよ!」って言われて
「キッシェン」っていう同い年で日本語ペラペラのインド人紹介してくれました
小っちゃい店 案内されて話聞いたら、今度こそ信用できそうなヤツでした!!
金ぼられた日本人に金貸してあげたり、安い宿とかメシ屋とか教えてあげてるらしい
店に置いてある日本語の本を無料で読めて、
チャイの葉とかスパイスとか服を売ってる感じ
日本人に無料でガイドやってる理由は、日本で自分が困った時に助けてもらったからだそうです
(サイコーかよ!)
親切にしてれば必ず返ってくるもんね!
キッシェン「金よりも人を信用することが大事ダネ! インド人を信用しないで話を聞かない人はバカだよ、 それじゃ誰とも仲良くなれないでショ!」
キッシェン「君はバカだけど、人のこと信じて付いていったから、今 私に助けられてるネ」
僕「お前、いいヤツじゃん」
キッシェンの兄ちゃんは映画で大沢たかおと共演してたらしい
他にも日本の有名人とのツーショットとか見せられた
(こういうの慣れてきて、あんまり驚けない)
この店の品は、まぁまぁ安いくらいです!
情報ほしい人は話だけにしとけば大丈夫です!
リキシャーもトゥクトゥクも列車も宿も安い所 教えてくれるし、
手数料5%で 円、ドル、ルピー両替できます
僕に連絡くれれば キッシェンの連絡先教えます!LINE ID matuyoji
教えてもらった日本人宿の「KUMIKO」
ドミ100ルピー(170円)でした、安!!
(ドミトリーとは 相部屋の事)
タバコとか好きな人は特にオススメ!
門限 過ぎても怒られるだけだから大丈夫!
(もちろん早めに帰ったほうがいいけどね。)
宿主の久美子さん、インド吸収してるだけあって 気の強い人だけど メッチャいい人でした
久美子さんステッカー
「スピってる?」(50ルピー)
スピってる とは
自分の精神の奥深くまで入り込んで、
気持ちを高めたスピリチュアルな状態のこと。
インドで生まれた貴重な日本語ですね!
毎晩 行われてるヒンドゥー教の礼拝儀式プージャ
夜は、僕とキッシェンと頭おかしいジイさんで屋上で呑み!自分の宿戻ってパーティして就寝
次の日
インドの「母なるガンジス川」見にいきました
バラナシで有名な火葬場です
ここは自殺した人とかが30分で焼却される場所
その隣のガンジス川では、一日中 亡骸を火葬してます、
1人燃やすのに3時間くらいかかるらしい
ヒンドゥー教では、ガンジス川で火葬された人は、魂が綺麗になって生まれ変わると信じられてます
人が焼かれてる姿を写真とるって不謹慎ですけど、逆に写真撮れる観光地なんてインドくらいです!
(写真撮らない人が正しいと思いますけどね)
バラナシでの生活は こんな感じ
・宿のみんなと喋って、ボーっとする
・キッシェンにチャイと食べ物を奢ってもらう
(僕は金ないから)
・フラフラしてる日本人にキッシェンの店 紹介する
(タダ飯のお返し)
・ガンジス川の船で昼寝
この船、気づいたら僕の居場所になってた笑
誰の船かも分からないのに、勝手に寝てても みんな何も言ってきませんでした
インド人の「気にしない精神」最高です
この日は偶然にも、1年に一度のシヴァ神の祭りで、
ラッシー無料で配られてました!
(ラッシーはインドのヨーグルトジュース)
シヴァ祭りに参加してる何千人もの人が
みんなスピっちゃうハッピーな日!!
(もう、運よすぎて、怖い)
子供達も楽しくダンス!
インドって、全てが全力だー!笑
次の日 ガンジス川で沐浴してチェックアウト
(泳いでる写真とるの忘れた)
最後キッシェンの店でチャイもらってバイバイ
結局、ボッタクられなかったです、あいつはマジでいい奴だった、会えて良かった!!
結論
インド人は良いヤツばかりじゃないけど、
悪いヤツだけでも無かった!
バラナシは、多分また来るかな!!
けっきょく全部うまく行っちゃいましたね笑笑
失敗が1つもない、奇跡の旅だ!!
次回 インド編 その3 そして おまけの話